活用事例

人体3Dスキャン

人体3Dスキャン

人体を3Dスキャンすることで、カスタマイズされた健康ソリューションの作成、ビデオゲームやVR体験における超リアルなキャラクターの作成、ギフトや卓上ゲーム用のミニチュアモデルの3Dプリントなどが可能になるため、その需要は急速に高まっております。

そして、いつものことながら、このスキャンを成功させるカギは事前の準備にございます。正しい知識とツールを身につけることで、3Dスキャンの技術をマスターすることができます。それでは、始めさせていただきます。

3Dスキャナーの選択

ファーモードのRANGE 2やMIRACOを使えば全身スキャンは比較的簡単ですが、POP 3やINSPIRE 3Dスキャナーでも全身スキャンは可能でございます。ただし、キャプチャエリアが狭いため、少し時間がかかります。

印象的な服装で、でもやりすぎないこと

お客様がモデルとしてご着用になる服の種類は、3Dスキャンに大きな影響を及ぼします。シルク、サテン、ナイロンのトラックスーツのような光沢のある布はスキャンが困難です。また、真っ黒な服や暗い色の服も避けた方がよろしいでしょう(ゴス系の方、大変申し訳ございません)。最後に、光るアクセサリーは外していただくようお願いいたします。

お客様がデニムやコットンのような薄い色合いや素材を身に着けていると、反射しないので3Dスキャナーでスキャンしやすくなります。

ライト、カメラ、アクション

映画の撮影現場と同じように、完璧なスキャンができるよう照明をコントロールしたいと存じます。光が明るすぎると露出オーバーになり、一方向に強すぎると影が濃くなり、スキャンミスにつながる可能性がございます。

ですから、最良のスキャンのために、モデルが柔らかい光で均一に照らされていることを確認させていただきます。フレキシブルな照明があれば、これは簡単です。そうでない場合は、RevopointのLEDライトをご利用いただくか、良い自撮り用ライトリングなら何でも使えるかと存じます。

自由な移動

人体、特に大人はかなり大きいことがありますので、3Dスキャナーを自由に動かしてスキャンしたいとお考えかと存じます。そのため、自由に動かせるよう、USBまたはWi-Fiモードでスキャナをスマートフォンに接続して使用することをおすすめいたします。

すべての下準備が整いましたので、いよいよスキャンに移らせていただきます。

人体の3Dスキャン

ここでは、より簡単なスキャンのため、モデルを回転させることができる大型のターンテーブルをお持ちでないことを想定しております(欲しい方はこちらで入手できますが)。そこで、このスキャンは手作業で行います。モデルにはじっとしていていただく必要がございますので、始める前に痒いところを掻いていただいたり、鼻水をかんでいただいたりしましょう。

Revo Scanを開き、アライメントモードにFeature、スキャンモードにHigh-accuracy Scan、Bodyを選択いたします。スキャンインターフェイスに入りましたら、プレビューウィンドウで赤と青のパッチができるだけ少なくなるまで深度カメラの露出を調整いたします。次に、カラースキャンをする場合は、RGBカメラの露出とホワイトバランスを調整いたします。

スキャンを開始する最も簡単な方法は、頭頂部中央から始めることでございます。その後、ゆっくりと、しかし着実に、モデルの周りを螺旋状に移動し、徐々に下降していきます。この際、トラッキングロスや位置ずれを防ぐため、前にスキャンしたエリアをオーバーラップさせながら進むようにいたします。

スパイラルが完成いたしましたら、スキャンを一時停止し、欠けているパーツがないかチェックし、必要であれば埋めていただきます。また、わずかなズレは、モデルをフュージョンする際にRevo Scanで自動的に修正されることが多いので、気になさらずともよろしいかと存じます。

おめでとうございます!かなり良い人物の3Dモデルができたはずです。

 

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