異なるスキャナーからのスキャンを統合する方法

よい3Dモデルを作成するためには、時には複数のスキャナーを使用する必要があります。そのためには、異なる3Dスキャナーで作成したスキャンをどのように統合するかを理解することが重要です。 それでは、早速始めましょう。

統合の必要性

あなたがスキャンしようとしている物体は、主に特徴のない平坦な面で構成されていますが、一部の領域には非常に細かいディテールが含まれています。目的がリバースエンジニアリング、品質管理、またはデザインであっても、精度の高いディテールが必要です。

例えば、エンジンのような物体をスキャンして均一な表面をキャプチャする場合、最適なスキャナーはRANGEシリーズです。RANGE は広いキャプチャエリアを持っているため、平坦な部分を迅速にキャプチャできます。しかし、細かい領域についてはRANGE シリーズでもキャプチャ可能ですが、細かいディテールはあまり鮮明ではありません。したがって、これらのディテールが重要であれば、MINIシリーズやPOP のように小さなディテールをキャプチャするために最適化されたスキャナーを使用する方が良いでしょう。

MINIのようなスキャナーを使用して、中程度の大きさまたは大きな物体をスキャンする場合、視野（FOV）が小さいため、キャプチャに多くの時間がかかります。これに対して、RANGEシリーズを使用することで、スキャンをより迅速に完了することができます。

さらに、点群の解像度が高い詳細なスキャン部分のみを保持することで、ファイルサイズを小さくすることができます。

おすすめ3Dスキャナー

これはスキャンする対象によりますが、通常、RevopointのスキャナーではMINI 2とRANGE 2の組み合わせやPOP 3Plusが選ばれます。例えば、大きな物体をスキャンする場合、特徴のない表面にはRANGE 2を使用し、細かいディテールをキャプチャするためにMINI 2またはPOP 3 Plusを利用することができます。

スキャン

これを実現するためには、スキャン中にいくつかのことを確認して、スキャンをスムーズに完了させる必要があります。まず、スキャンするオブジェクトが正しく準備されていることを確認し、必要に応じてマーカーやスキャンスプレーを使用してください。

スキャン後に特徴アライメント機能を使用したい場合は、合併する部分が重なっている必要があります。そうすることで、Revo Scanが後で検出できるようになります。そのため、スキャンを計画し、より多くのディテールをキャプチャしたい領域を特定しておいてください。

すべての作業が完了したら、メインの3Dスキャナーを使用して全体のオブジェクトをスキャンできます。最初のスキャンが完了したら、「完了」をクリックし、「新しいスキャン」ボタンをクリックして、プロジェクトに2回目のスキャンを追加します。

より高精度のスキャナーに切り替え、すべてのディテールが必要な領域をキャプチャします。この際、合併を容易にするために、周囲のいくつかの領域もスキャンすることが重要です。必要に応じてこのプロセスを何度も繰り返し、詳細が必要なすべての領域をキャプチャしてください。

融合

すべてのスキャンが完了したら、処理を開始できますが、その前にプロジェクトモデルの名前を変更することをお勧めします。そうすることで、プロジェクトモデルが多い場合でも、追跡が容易になります。

まず、前のショットのデータを融合します。 好きな点間隔を選ぶが、細かいディテールを表現するために点間距離は低めに設定します。 必要であれば、分離ツールを使って点群をクリーンアップし、不要なスキャンデータを取り除きます。

完全なメインスキャンに戻り、選択ツールの1つを使用して、以前の高解像度スキャンと置き換える領域の周囲を描画して削除します。 削除する領域は、置換する点群のサイズより大きくならないように注意してください。

特徴アライメント

Revo Scanの融合で、マスターモデルに融合したいモデルを選択し、OKをクリックします。 モデルが完成するまでこれを続けます。 この作業を一度に行うことも可能ですが、特徴アライメントを使用する場合は、モデルを個別にマージした方がうまくいく場合があります。

マーカーアライメント

アライメントに必要な、特徴的な重複点を十分にスキャンしていない場合は、Revo Scanで合成する2つのモデルの対応する位置に少なくとも4つのマーカーを置き、モデルを融合する場所を示す必要があります。

後処理

完全な点群を取得したら、オーバーラップ検出ツールを使ってオーバーラップ点を検出し、削除します。 その後、モデルのメッシュ化など、自由に行うことができます。